前回、ゲームが原作の実写化映画20選の前編として、記憶に新しいゲーム原作の実写映画を10作品紹介してきました。
ゲームの実写映画は原作を知っている人・知らない人からは賛否両論の評価、レビューとなることもしばしばあるので知人におすすめできるかどうか迷っている人も少なくないはず……。
今回は「ゲームが原作の実写映画20選」の後編として10作品紹介していきます。
※「紹介順はなるべく上映が新しい順」「シリーズ作品は最新作を紹介」「評価・レビューはFilmarks(フィルマークス)を参考」という内容で紹介していくこととします。
⑪ アサシン クリード
原作ゲーム | アサシンクリード |
映画タイトル | 『アサシン クリード』 |
評価 | 2.9 |
上映日 | 2017/03/03 |
上映時間 | 115分 |
製作国 | アメリカ |
監督 | ジャスティン・カーゼル |
主な出演者 | マイケル・ファスベンダー、マリオン・コティヤール |
関連作品 | アサシン クリード リネージ(2009) |
本作は、ユービーアイソフトが開発した潜入ステルスゲーム「アサシンクリード」を原作としたSFアクション映画。
ゲームとしてはアサシン(暗殺者)となり「監視の目を潜り抜ける」「壁をよじ登る」「高所からからダイビング」「不安定な足場から足場へ飛び移る」など自由度の高いアクションを活かしながらターゲットを追い詰める内容。
初代アサシンクリード発売された2007年から本編スピンオフと合わせて20作品以上発売されている人気シリーズでもある。
映画のあらすじは以下の通り。
「遺伝子操作によって祖先の記憶を追体験した主人公のカラム。自分の祖父が「テンプル騎士団と敵対しているアサイン教団に所属する伝説のアサシン」「禁じられた秘宝“エデンの林檎”のありかを知る歴史上最後の人物」であったことを知り、歴史の裏に隠された謎と格闘し真実を知るために現在と過去を行き来する。」
なお、2009年にはアサシンクリード2の前日譚である実写短編映画『アサシン クリード リネージ』が制作されている。
評価・レビュー
▼アクションとかグラフィックは綺麗で迫力があるが視聴者を置き去りにしすぎる印象が……
▼元がゲームという事で厨二病がハンパじゃない!
▼中二病?良いじゃない!!ここまで「格好いい」を徹底して何が悪い!これぞアクション映画!
⑫ 青鬼 ver.2.0
原作ゲーム | 青鬼シリーズ |
映画タイトル | 『青鬼 ver.2.0』 |
評価 | 2.1 |
上映日 | 2015/07/04 |
上映時間 | 85分 |
製作国 | 日本 |
監督 | 前川英章 |
主な出演者 | 中川大志、平祐奈、久松郁実 |
関連作品 | 青鬼(2014) |
本作は、nopropsにより制作されたRPGツクールXP製のフリーホラーゲーム「青鬼」を原作とした実写映画。
2009年頃からニコニコ動画やYouTubeから注目し始めた経緯があり、主に若年層からの人気が高い傾向があるため、映画以外にも書籍や舞台など多方面においてメディアミックスがなされている。
ゲームの概要として、プレイヤーは洋館に閉じ込められた主人公を操作し謎解きやギミックをクリアしながら脱出を目指すゲーム。
ただし、ゲームタイトルにもなっている「青鬼」が神出鬼没に表れプレイヤーに触れると即ゲームオーバーとなるため、青鬼をうまくかわしたり身を隠すなどしながら脱出を目指す必要がある。
映画もほぼ同様のストーリーで「怪物が現れると噂の屋敷に引きずられた主人公」「屋敷へ肝試しの撮影に来たクラスメイト」たちが、青鬼から逃げながら脱出を図る内容となっている。
なお、2014年にも映画化第1弾である青鬼が制作されているが、『Ver.2.0』は前作の正式な続編ではなく前作からのバージョンアップ・リブート作品的な立ち位置となっている。
評価・レビュー
▼そこまで怖くないホラーで上映時間も短く話がサクサク進むので気軽に観れます笑
▼前作よりはましだけどストーリーなどにも矛盾点が多々ある。青鬼の映像クオリティは高いのにもったいない。
▼いじめられっ子報復系ティーンズ・ホラー。
⑬ ヒットマン: エージェント47
原作ゲーム | ヒットマンシリーズ |
映画タイトル | 『ヒットマン: エージェント47』 |
評価 | 3.3 |
上映日 | 2015/08/19※劇場未公開 |
上映時間 | 97分 |
製作国 | アメリカ、ドイツ、イギリス |
監督 | アレクサンダー・バッハ |
主な出演者 | ルパート・フレンド、ハンナ・ウェア |
関連作品 | ヒットマン(2007) |
本作は、2000年にスクウェア・エニックスから発売されたステルスゲーム「ヒットマンシリーズ」を原作としたSFサスペンス映画である。
ゲームの概要としては、国際的な暗殺請負機関に所属する「エージェント47」として依頼された暗殺ミッションを遂行するというもの。
ステルスゲーム性が高いため、変装やスニーキングによる隠密行動が基本となるが「ステージ環境や日用品など身近な道具を用いる」「事故死に見せかける」「重装備をしたうえで正面突破を行う」など、標的を殺害する手段はプレイヤーによってさまざまでミッションクリアに至る自由度の高さが特徴のゲームシステムとなっている。
映画のあらすじは以下の通り
「DNA操作により生み出された戦闘技術特化の暗殺者「エージェント47」は48時間以内にカティアという女性を見つけるというミッションを与えられる。しかし、カティアには別の組織からも男を送り込まれており、誰が敵・味方なのか分からない常態で戦いに巻き込まれていく。」
なお、本作『ヒットマン: エージェント47』は2007年に制作された『ヒットマン』のリブート版で日本では劇場未公開となっている。
余談だが、当初企画段階でワイルドスピード作品に出演しているポール・ウォーカー氏が主演を務める予定であったが、自動車事故により死去したためルパート・フレンド氏が主役に起用されたという経緯がある。
評価・レビュー
▼何故かリブートされたヒットマン。…が、正直こっちのほうが面白かった笑
▼ゲーム原作と思わせるようななかなか無機質なアクションに次に続きそうなラストで満足はできた。
▼もうひと声!欲しいところ。アクションは文句なしで最高だった。
⑭ ストリートファイター 暗殺拳
原作ゲーム | ストリートファイターⅡ |
映画タイトル | 『ストリートファイター 暗殺拳』 |
評価 | 2.7 |
上映日 | 2014/08/05 |
上映時間 | 101分 |
製作国 | イギリス |
監督 | ジョーイ・アンサー |
主な出演者 | マイク・モー、クリスチャン・ハワード |
関連作品 | ・ストリートファイター(1994) ・ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー(2009) |
本作は、カプコンが1987年に制作した2D対戦格闘ゲーム「ストリートファイターII」を原作とした実写化映画。
通称『ストII』(ストツー)は、1991年にアーケードゲームとして稼働し始めて以来、運要素を残しつつも練習の成果が発揮される奥深さや女性キャラクター「春麗」の人気などに後押しされ『ストリートファイターII』専門店が現れるといった爆発的なヒットを記録した。
また、後に開発されていく格闘ゲームというジャンルにおいてもコマンド入力による必殺技やコンボの発動などストIIの基本システムが踏襲されていった。
映画のあらすじは以下の通り。
「静岡県にある道場で弟子の「リュウ」と「ケン」に格闘術の指導をしている暗殺拳の達人「剛拳」。弟子たちに暗殺拳の極意「波動の力」を教えようとするが過去の苦い経験からその力を教えるかを迷っていた。」
ストリートファイターシリーズを原作とした映画は過去に2作品ハリウッド実写映画化されているが、原作ファンでもあるイギリス俳優「ジョーイ・アンサー」は実写化作品に不満があり本作を制作。
アンサー氏の制作した3分程度の実写動画『Street Fighter: Legacy』への反響が大きく自ら監督のメガホンを握り、波動拳の発動の際には『ストリートファイターIV』のウルトラコンボ発動時の効果音が使用されるなどより細部にこだわった演出を目指したといった経緯がある。
評価・レビュー
▼なかなか硬派なヤツだった。世界観は極小だが内容は濃い。
▼ギコチナイ英語とギコチナイ日本語が乱れ飛ぶんですがそれは非常に些細な問題で、所作の隅々にまで篭った愛を感じます。
▼ゲームのファンがお遊びで作ったような感じだったので、ツッコミを入れつつ笑いながら楽しもうと思っていたら思った以上に真面目でシリアスな作風なので面食らった。
⑮ ニード・フォー・スピード
原作ゲーム | ニード・フォー・スピード シリーズ |
映画タイトル | 『ニード・フォー・スピード』 |
評価 | 3.4 |
上映日 | 2014/06/07 |
上映時間 | 131分 |
製作国 | アメリカ |
監督 | スコット・ウォー |
主な出演者 | アーロン・ポール、ドミニク・クーパー |
本作は、1994年よりエレクトロニック・アーツから発売されているレースゲーム「二ード・フォー・スピード」を原作としたカーアクション映画。
ゲームの概要としては、公道を舞台に実在する多数のスーパーカーを改造するなどしてタイムアタックや各種レースによって争うという内容となっている。
実在車種が多数登場し、部品改造による外観の大幅な変化や映画『ワイルドスピード』シリーズを彷彿とさせる独特な雰囲気とシステムによりユーザーの人気を集め、2015年時点でシリーズ世界累計売上が1億5000万本を超えている。
映画のあらすじは以下の通り
「父親が遺した自動車修理工場を営む「トビー」は若き天才ドライバーで、週末になると非合法のストリートレースに繰り出すが、ライバルの金持ち「ディーノ」に誘われたストリートレースで親友を失ってしまい無実の罪で投獄されてしまう。仮釈放されたトビーは無実の証明とディーノへの復讐を胸に、全米最大のストリート・レース・グランプリ「デレオン」に参加するため45時間の大陸横断の旅に出るのだった。」
評価・レビュー
▼ワイスピの二番煎じだろー?とか思ってたけど結構面白かった。
▼個人的には原作のゲームとかも知らないから、マイナー作品ぐらいに思っていてあまり期待せずに観たんだけど予想以上に面白かった
▼ストリートでの借りはストリートで返すというような男臭い内容でとても良かったです。
⑯ サイレントヒル: リベレーション3D
原作ゲーム | サイレントヒル3 |
映画タイトル | 『サイレントヒル: リベレーション3D』 |
評価 | 2.9 |
上映日 | 2013/07/12 |
上映時間 | 95分 |
製作国 | フランス、アメリカ、カナダ |
監督 | マイケル・J・バセット |
多な出演者 | アデレイド・クレメンス、キット・ハリントン |
関連作品 | サイレントヒル(2006) |
本作は、1999年よりコナミから発売されたホラーアドベンチャーゲーム「サイレントヒル」シリーズ3作目「サイレントヒル3」を原作としたサスペンスホラー映画である。
ゲームの概要としては、プレイヤーは人間を襲撃するクリーチャーや進行を阻む障害を突破しつつエリアを捜索し、目的を達成していくというもの。
最大の特徴は「裏世界」と呼ばれるものの存在で、表世界とは似た構造ではあるが血や錆、死体などグロテスクな異空間に姿を変えることがある。
3作目に関しては、裏世界のビジュアルのおぞましさはもちろんキャラクターのモーションや表情をはじめとしたビジュアル面がより強化されており、ムービーシーンがすべてリアルタイムで進行するといった変化が垣間見れる。
映画の内容として、映画「サイレントヒル(2006)」の続編にあたりストーリーや登場人物など原作ゲームと共通する点が多々存在する。
映画のあらすじは以下の通り。
「サイレントヒルと呼ばれる街の悪夢に悩ませる主人公の「ヘザー」は父親「ハリー」とともに各地を逃げるように転々と生活してきた。ヘザーは新しい学校への登校初日、探偵を名乗る「ダグラス」という男から「教団に居場所を教えてしまった逃げろ。」と警告を受ける。しかし、ダグラスは直後に殺害され「サイレントヒルに来い」という血文字を残し行方不明になった父ハリーを助けるため、同じく転校生の少年「ヴィンセント」とともに呪われた街サイレントヒルへ赴くのであった。」
評価・レビュー
▼前作での雰囲気の再現性の高さが好きなファンは観るとガックリくるかも。
▼評価は低いけど、私的には○。ストーリーうんぬんよりモンスターがカッコいい。
▼コナミが監修しているので、舞台となっている世界観とか、キャラクターデザインは良いと思う。
⑰ 龍が如く 劇場版
原作ゲーム | 龍が如く |
映画タイトル | 『龍が如く 劇場版』 |
評価 | 2.6 |
上映日 | 2007/03/03 |
上映時間 | 110分 |
製作国 | 日本 |
監督 | 三池崇史 |
主な出演者 | 北村一輝、岸谷五朗、松重豊、哀川翔 |
関連作品 | 龍が如く 〜序章〜(2006) |
本作は、2005年よりセガから発売されているアクションアドベンチャーゲーム「龍が如く」を原作としたアクション映画。
ゲーム内容としては、東京都新宿区歌舞伎町をリアルに再現した架空の町「神室町」を舞台に群像劇を主軸とした重厚なストーリーが繰り広げられるというもの。
リアルな街並みを自由に移動することができる「箱庭ゲーム」とも呼ばれ、「多種多様なアイテム」「バッティングセンターやパチスロなどのミニゲーム」「街の住人とのサブイベント」など本筋とは関係ない要素がより現実感を演出しているのが特徴。
映画のあらすじは以下の通り。
「親友と愛する女性のために組長殺しの罪をかぶり冤罪ながら10年の刑期を終えて神室町へ帰ってきた「桐生一馬」。「堂島の龍」と呼ばれた伝説の極道は母を捜す少女「遥」と出会い行きがかりに母探しを手伝うこととなる。しかし彼女は100億円の鍵を握る少女として、かつて桐生が所属していた関東最大の広域暴力団「東城会」をはじめとしたヤクザ勢力に狙われる存在であった。」
2006年には龍が如くのプロモーションとして実写作品「龍が如く 〜序章〜」のDVDが発売されており、桐生一馬の青春時代に焦点を当てられた内容となっている。
なお、神宮京平役には「ミスターN」名義で龍が如くシリーズのプロデューサー「名越稔洋」がカメオ出演している。
評価・レビュー
▼終わり方がなんともだけど華やかでノリがよく、俳優たちのキャラがよくてクレイジーケンバンドの挿入歌もいい味出してる。
▼ゲームの演出とか設定持ち込むのマジかと思ったけど三池監督ならありやな。
▼ゲームのキャラとキャストの配役はいい感じにハマっている気がする。めちゃくちゃ豪華です。
「龍が如く15作品|出演芸能人・有名人のキャスティング一覧」もチェックしてみてネ~🦴
⑱ サイレン FORBIDDEN SIREN
原作ゲーム | SIREN2 |
映画タイトル | 『サイレン FORBIDDEN SIREN』 |
評価 | 2.5 |
上映日 | 2006/02/11 |
上映時間 | 87分 |
製作国 | 日本 |
監督 | 堤幸彦 |
主な出演者 | 市川由衣、森本レオ、田中直樹、阿部寛 |
本作は、2006年にソニーコンピュータエンタテインメントより発売されたホラーゲーム「SIREN2」を原作とした映画である。
ゲーム概要としては、全島民失踪事件が発生した日本海近郊の孤島「夜見島(やみじま)」に事件発生から29年後、オカルト雑誌編集者や不時着した自衛隊などの人々が漂着するも、消えた人々が「屍人・闇人」へとすり替わり生き残りをかけた戦いをする群像劇。
特徴的なシステムとして一時的に他人の視覚と聴覚を感知する能力「視界ジャック」が挙げられ、ステージクリアに必要なキーアイテムを隠す敵を探したりや強力な敵から見つからないように行動するなど重要な要素となっている。
映画のあらすじは以下の通り。
「29年前、謎のサイレンとともに一夜にして全島民が消失するという事件が起きた夜美島 (やみじま)には平穏が訪れていた。ある少女が病弱な弟の転地療養のため父親とともに夜美島へ引っ越してくるが、少女は数々のなぞと恐怖に直面していく。」
本作は『SIREN2』を原作としているが、登場人物に関してはすべて異なっており、「屍人は半屍人しか登場しない」「ゲーム前作である『SIREN』の設定が盛り込まれる」など多くの変更点が加えられている。
なお、ゲーム『SIREN2』では主人公の一樹守(いつき まもる)を若かりし頃の斎藤工、自衛隊の陸上自衛官三沢岳明(みさわ たけあき)をピエール瀧が演じていたりする。
もシクヨロ!
評価・レビュー
▼ゲームだと自分がプレイしてるから自分が襲われてる感じが凄く怖かったんだけど映画になると客観的に観てるから怖さも少し和らいでしまう。
▼サイレンの音はホントに不気味で嫌だし、これ映画館で見たら結構怖いだろなって思った。
▼森本レオとココリコ田中の屍人が見れるので必見!森本レオがまあまあ怖い笑
⑲ DOOM ドゥーム
原作ゲーム | Doom 3 |
映画タイトル | 『DOOM ドゥーム』 |
評価 | 2.9 |
上映日 | 2006/04/01 |
上映時間 | 104分 |
製作国 | アメリカ、チェコ |
監督 | アンジェイ・バートコウィアク |
主な出演者 | ドウェイン・ジョンソン、カール・アーバン |
本作は、ホラー要素を含んだ一人称視点のアクションシューティングゲーム「Doom3」を原作としたSFアクション映画。
DOOM操作するキャラクターの一人称視点でゲームを進めていくFPS(ファーストパーソン・シューター)と呼ばれるゲームジャンルで、Doom第1作はFPSというジャンルに多大な影響を与えた代表作と呼ばれる一方、暴力的な表現が問題視される議論の的となった作品である。
対してDoom3はDoomシリーズの1度目のリブート作品であり、ゲームデザインを「大量の敵をテンポよく倒していく物」から「狭く暗い場所で少量の敵と退治する」といったホラーゲーム要素を取り入れることでこれまでのDoomシリーズの物語を一新した作品である。
映画のあらすじは以下の通り。
「2026年ネバダ州の砂漠を調査していた考古学者が火星の古代都市へ至る通路を発見し「アーク」と呼ばれたが、発見後20年経過してもなぜ高度な技術を持つ文明が滅びたかは謎のままであった。事件の始まりは火星にある研究所からの救護要請で、現状把握と安全回復、ケースによってはすべてを掃討する任務を任されたのは、サージ(ドウェイン・ジョンソン)をリーダーとしたカリフォルニア海兵隊特殊作戦本部RRTS(緊急対応戦略部隊)の精鋭メンバーだった。」
評価・レビュー
▼ザ・ロックことドウェイン・ジョンソンの初々しい演技にも注目!
▼特殊部隊8名の厨二臭漂うニックネームにより、それぞれのキャラが立ち、特殊部隊としてはかなり魅力がある。
▼ドウェイン“ザ・ロック”ジョンソン「映画版DOOMは失敗だった」
⑳ スーパーマリオ 魔界帝国の女神
原作ゲーム | スーパーマリオブラザーズ |
映画タイトル | 『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』 |
評価 | 3.0 |
上映日 | 1993年07月10日 |
上映時間 | 105分 |
製作国 | アメリカ |
監督 | ロッキー・モートン、アナベル・ヤンケル |
主な出演者 | ボブ・ホスキンス、ジョン・レグイザモ |
本作は、1985年に任天堂が発売したアクションゲーム「スーパーマリオブラザーズ」を題材としたコメディ・アドベンチャー映画。
ゲーム内容としては、マリオを操作し各ステージを敵や障害物、穴に落ちないよう制限時間内にゴールの旗、またはボスであるクッパを倒すことが目的となっている。
社会現象ともいえる大ブームを巻き起こしたビデオゲーム作品の一つであり、家庭用ゲームへの認知およびゲームシステムである「横スクロールアクション」は後発のビデオゲーム作品およびに大きな影響を及ぼした。
実写映画化に際して50億円の制作費が投じられており、元祖ヒロインのポリーンがデイジーと間違われて誘拐されるなどキャラクター設定が一部変更されている点がある。
キャッチコピーは「マリオが、ハリウッドを本気にさせちゃった。」「映画のマリオは、やることでかい。」「このヒゲオヤジが、超つよい。」
映画のあらすじは以下の通り。
「6500万年前、巨大隕石の落下により世界は表と裏に引き裂かれ地上では人間、地下では恐竜が独自の世界を築きながら進化していた。そして現在、配管工のマリオとルイージ兄弟は、化石発掘調査のチームリーダーであるデイジーと出会いマリオの恋人ダニエラと食事を楽しむこともしばしばあった。とある日の食事後、マリオとルイージと別れたデイジーとダニエラが誘拐されてしまい地下まで追った2人であったが、そこには恐竜たちが暮らす国「ダイノハッタン」が存在していたのであった。」
評価・レビュー
▼「ゲームのマリオ」を甘いケーキに例えたらカレーかけるぐらいに改変されてますが、絶妙に楽しいのでオススメです。笑
▼思い切りの良さと何故映像化しようと思ったのか、この2点だけが印象に残ってる。
▼何故かヒロインはピーチじゃなくてデイジーだし、クッパはおっさんだし(演じるのはデニス・ホッパー!)、ヨッシーに至っては可愛げの欠片もないただのリアルな恐竜だし…と、ツッコミ所を上げていくとキリがないです。
まとめ
今回は前後編にわたって「ゲームが原作の実写化映画20選」を紹介してきました。
後編の10作品は前編と比べ、青鬼やSIREN、サイレントヒルなどホラーゲームを原作とした実写映画が多くありました。
個人的には「映画を面白く見てもらうために設定変更」「原作なるべく忠実に再現したい」「原作を再現しようとしたけど映画1本分じゃ無理だったわ……」といった事情も垣間見える点が印象深かったです。
賛否両論あるゲーム原作の実写映画なので気軽におすすめするのも悩んでいる方も少なくはないですが、今回の記事を参考に気になる映画をチェックしてみてはいかがでしょうか。
前編まだ見てないヒトはチェックしてくれよナ~🦴
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